プリッカソン Advent Calendar 2018 の14日目です。
前日はぐんそー(@sergeant118) さんの「【プリチャン】ARコーデ管理アプリ作ってみた その3 ~データ連携編〜」 でした。超エモい!
ところで私は今年プリパラを見始めた新参者でございます。そこで記憶が割と新しいうちにプリパラのここが面白いというのを書けたらいいな、と思って今日は書かせていただきます。
なおネタバレは満載です。
第1シーズンの構成
前提としてプリパラはシーズンごとに1クール×3〜4で構成されており、1クールごとにオチを用意し、綺麗に一段落するように出来ています。これは深夜アニメ等で中途半端に切れる分割2クールアニメ等とは一線を画しており、きれいな構成となります。
また、アニメ各話自体も前回から続くというのは1クールの後半3話くらいなもので、うっかりリアルタイムで見るの忘れた!録画忘れた!という人でも大丈夫な構成になっているのも特徴です。これはメインターゲットとされる年齢層向けに考慮されたもの考えられ、その心遣い凄いなと驚かされました。
1シーズン目は次のような構成となっています。
- 1クール目: 結成(アイドルデビュー、みれぃとの出会い、そふぃの勧誘)
- 2クール目: 対立(ライバルチームドレッシングパフェとの対決ライブ、グローリア校長との対峙)
- 3クール目: 邂逅(ファルルとの出会い、戦い、一時的な別れ、再開)
1クール目は正直あんまり語ることがないというか、第3シーズンに入った頃に曲がかかった瞬間にアッッッ(懐かしくてエモになる)になるのですが、2クール目、3クール目は個人的にテーマの重さ等考えさせられることが多く、成人している女子中学生(?)の方でも見応えがあると思います。
2クール目: 対立
ドレッシングパフェとはこれから100話以上に渡り、長いライバル関係になります。最初はライバルということでギスギスしているような感じもありますが(そもそもドロシーが以前にやったふるまいが悪いという説もありますが)…。2シーズン目、3シーズン目と時間の経過とともに互いに認め合う、ライバル同士になっていきます。これはライバルであるけれども、その実力を認めあって、分かり合うこと(プリパラ全体のテーマとしてみーんなともだち、みーんなアイドルが存在していると思ってる)ができるようになるという登場キャラクターたちの成長を感じる一面でもあり、だんだんとオォ…という気持ちになってきます。
それよりもこのクールで印象的なのはグローリア校長との対立でしょうか。パプリカ学園では当初、小学部のプリパラが禁止されています。らぁらはプリパラに行っていることを隠しながらアイドルをしているのですが…。
ここではグローリア校長は過去の出来事により、プリパラを禁止してしまっているのですが、その理由が割と感情的で理にかなっているものではないというのが人間臭さを感じさせます。ここでは例え大人であると言っても、感情的な理由で禁止令を作ってしまう、つまるところ大人でも些細なことで過ちを犯してしまうという描写がされていることが印象的です。子どもたちにとっては考えもつかないところといいつつ、大人でもふと我に返るとなぜこのルールが存在しているのかわからなくなることがあるかと思います。それをプリパラはまじまじと描写しているところに驚き、ストーリーとしての深さを感じさせます。
最終的に過去の出来事の回収はなされ、理不尽な禁止令は無くなるのですが、このあたりの話は涙なしには見ることができない感動シーンだと思います。まず、最初の2クールだけでも見てみませんか?
3クール目: 邂逅
ファルルというちょっと特殊な存在が出てきます。いわゆる妖精です。らぁらたちはその妖精たちと出会い、そしてある事件をきっかけに別れ、そしてまた再会します。
これ面白いのは、自分と全くバックグラウンドが違う一見人間に見えるけれども人間とは全く仕組みが違うというアイドルとの関わりを描いているのが面白いんですよね。大人だったら避けてしまうようなものでも、らぁらちゃんを中心にファルルとの普通のアイドルたちとの距離はどんどん縮まっていきます。友達の力ってすごい。
またユニコンというマネージャーの過度な過保護さもちょっと滑稽だなと感じます。実はもっとできるのに止めてくる人がいるからできないって、現実でもありがちですよね。それをどう説得するか、打ち破っていくか、そしてどう回収するか、というところがプリパラには詰め込まれています。 最終的にうまく行ってしまうのが、このアニメの良いところだと思いますけどね。
というわけで、不思議な存在と小学生アイドルが出会ったらどうなるのかが気になる人は、ちゃんと第1シーズンの最後まで見ましょう。
まとめ
プリパラはみれぃが好きです。