プロダクトマネジメントのすべて、を読んでいます。
Part1, 2あたりを読んでいる感じでは、要求や要望をどう分析していくかが主眼に書かれています。
本書では何となく聞いたことがあるワードや手法について丁寧に解説されています。
その中で特に聞き覚えがないのが NSM(North Star Metric, ノーススターメトリック) だったので、少し調べてみることにします。
読んだ記事
メモ
- North Star(常に北を指す星)であるので、プロダクト・プロジェクトに関わる人が常に意識すべき指標
- ぶれないのが大事
- KPI, KGI に対して影響が大きい
- KGI = Key Goal Indicator, 重要業績評価指標 らしい
- 事業に対する評価であるため、売り上げに対する指標となることが多い
- KPI = Key Performance Indicator, 重要経営指標 らしい
- 一般的にはプロダクトの施策と結びつける、売り上げにつながる指標
- KGI を実現するための1つ1つの観測指標、みたいな感じかなと思った
- KPIを達成するために施策が決まる(アクセス数どれくらいにしたいとか)
- NSM は KGI と KPI の間に存在する指標
- KGI = Key Goal Indicator, 重要業績評価指標 らしい
- KPI に関しての問題点としては、プロダクト体験の評価がしずらいという問題がある
- それしかないので使わざるを得ない、みたいな状況だと単純な利用ユーザー数は増えるがプロダクト経験はよくならない的な?
- 競合が出てきた時の分析手法として弱いはず
- その前に将来の指標に関しては先行指標と、遅行指標の2つがある
- この記事とかを参考にした
- 先行指標と遅行指標から見るプロダクトマネージャーの役割とは|Yusuke Ura|note
- 結果としてあらわれてくるのが、体重の減少(遅延指標)
- そのために変えることができるのが、運動量の増加、摂取カロリーの制限(先行指標)
- この記事とかを参考にした
- NSM は先行指標を増やすところにかかわる目標
- NSM を分類すると重要要素は「時間」「トランザクション数」「タスク数」に分類できるっぽい
- 納得感はある
- 重要要素に対してそのサービスの特性に合わせたNSMを設定する
- NSMを分解してKPIを設定する
- KPIは「広がり」「深さ」「頻度」「効率」の4つに分解するのが基本
大体わかってきた気がする。
まとめ
KGI、KPIを定めましょう、というところで、一番サービスの売りとしたいコアな部分が North Star Metric にあたるのであり、それを実現するために分解されたKPIを設定したりするんだなというのを学びました。
確かに自分の実経験を振り返ってみても、意味のない指標(遅延指標)で図ってみすぎたことあったなー(仕事ではなく、イベントでのマネジメントですが)、というのはあったので、NSMを確実に決めて、KPIを決めて… というところをやっていきたいですね。
というかKPIに落とすための手法としては非常にわかりやすかったように思えます。これまで KGI、 KPI だけ決まっていて、そこのつながりがどうもうまくいかないので、NSMが生まれた、とかなんですかね。まあわかる…。
KGIはうーん、しばらく自分で設定する日が来るかわかりませんが(というかビジネス面だとフェーズとかにもよりそうだし難しいね)、個人プロジェクトだと一番大事にしたいところを NSM で決めておく、そしてそれを満たすための KPI を決める、施策を決めて動く、というのはできそうなので、実践できればなと思いました。
最後としては知識としてはつけられたので、実践あるのみ!ですね。