コンセプトがとても面白そうだったので、参加してみることにした。(一応、採用関連のタスクに関わることが多いので、採用側として参加してみることにした)
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https://rtlabo.connpass.com/event/129175/
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#転職透明化らぼ since:2019-05-13 until:2019-05-17
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本編
[Yappli 梶原さん](https://twitter.com/kajinari)
資料: https://speakerdeck.com/nkajihara/have-a-good-job-change
下記は当日撮ったメモだが、資料のまとめ直しみたいな感じになってしまっているかも。
面談で見ていること
- デモを交えて、プロダクトをよく知ってもらう(社員的には自慢にもなるかも?)
- その上で技術的な話をディスカッションするなかで、技術レベルをすり合わせる
- 自分自身の経験を振り返ると、技術的なディスカッションもう少し踏み込んでみたほうがいいのかなということを思い始める
- 一方で、ビジネス・プロダクトも紹介(他部署との関わり方も)
- 機能開発の流れ、プロダクトのハンドリング、エンジニアの環境の紹介
- 当然、CTOもカジュアル面談に登場
面談で気をつけるポイント
- 正しく知ってもらうことが大事(候補者の疑問解決を優先し、ジャッジはしない)
- 企業が候補者を選ぶだけではなく、最終的には候補者から企業を選んで貰う必要があることを意識(相互に選ばれる)
- 選ばれるために活用されうる情報はどんどん公開し、会社のことはググったら何でも出るくらいが望ましいが、採用広報とのコストとの相談
- リモートでの面談をオープンにしておく(遠くに住んでいる求職者への配慮)
- 会社のスタンスとして、面談と面接を明確にしておく
- 面談のつもりだったのに選考が始まって求職者側が混乱するケースはかなり多い
- そして互いの認識があっていない時点で、面接も面談もずれがちになる、良いことはない
- (これは過去に求職者である私が入念に確認したのに、面接と面談を取り違えている企業があったので、自分自身からの評価が下がって選考進まなかった、みたいな経験もあり、ちゃんとやるべきだよなと思った)
- 求職者からは会社選びの話が聞けるとベター
- 会社側としては軸が一致しているかどうかを確かめるため
梶原さんが転職活動でやっていたこと
体験入社をする
- (そもそも、自分自身はこの発想すらなかったので目からウロコだった)
- まだまだ世の中で実施しているところは少ないが、そういう企業も少なからずある
- 入社後のギャップを小さくするのには非常に有効
- 一方で、中途の人だと休むのが難しいので2, 3日が限界?
スキルの透明性を確保しておく
- ブログ、登壇資料、取材記事をまとめておく
- 何ができるのか、ググって出ると楽になる
- (あれだけ、世の中でブログを書くべしという話を聞くが、書いている人は少ない)
- Githubアカウント、Linkdeinプロフィールを更新しておく
- 採用側としては、そのあたりのアウトプットが出ていることを確認する
- (アウトプットしてない人のスキル評価は面談でせざるを得ず、時間とコストが高いってのも裏面にあるのかなとちょっと思った)
ネットワークを大事にする
- 自分が持っている情報には限界があることを知る
- (意外なところで情報が降ってくることもある)
- 知人をリファラル採用しよう、知人のリファラル採用を受けよう
- もともと知ってる人から得られている情報やスキル感の感覚は事前認識しやすく、非常に良い
nulab 安立さん
- 人材系IT企業から現職とのこと
- ヌーラボ「未経験人事」が、過去最多の採用数・内定承諾率94%・採用単価53万を実現できた理由 | HR NOTE
- 上の記事に書いてあるとおりだが、面談してから面接というパターンを取ってる
カジュアル面談ってそもそもなんだったのか
- 面接と面談はかなり違うものなので、区別するために生まれたようだ
- カジュアルの意味の捉えた方は人それぞれだが…
- (面接と面談が1文字違いで難しいので、カジュアル面談とすることでミスしにくいって説が面白い)
- 面談は候補者に理解してもらうため・興味を持ってもらうためのもの
- とはいえ、必ず最後に採用に進みますか? と聞くのは大事
- スカウト?エージェント?経由の人も関係性をフラットにしておく
- お互いに選び合われよう
- レジュメを見ただけでわからないので、会ってお話しようとなる
- 相互に理解しあいあおう
質問コーナー
面白かったものだけメモ。
- スキルは高い、低いではなく、まず公開されている状況になっていることが大事。アウトプットするための1ハードルをまず超えていることを明示できるため。
- 体験入社ができない場合は、ペアプロワークをやってみるとか、クロージングの時間を使って見るとかで一緒に働くイメージが付きそうなことをする
- Wantedlyの話を聞きたいボタンに反応できない事がある。人事側も手一杯である場合が多い。(特にベンチャーの場合)
- 経験年数よりもキャッチアップの速さ、理解の深さ
私見
- 新卒はインターンができるために会社の雰囲気を知る時間が生まれるが、中途にはそれがないのを強く意識させられた
- そのためのソリューションとして、体験入社みたいな物が考えられる
- とはいえ、入社が確定していない人とプロダクションのコードを見るのも難しいかも?
- クロージングのためのペアプロ素材みたいなものって意外と需要あったりして
- 面談と面接は改めて別物であることを意識
- 認識を合わせるところが失敗して、面接にズレがあって優秀な人を取りこぼす、っていうのはもったいないよなあと思った
- とりあえず話をしてみたいです、っていうのが面談ですよ、っていうのが大事だし、企業側も求職者側も両方意識しないといけないこと
感想
QAがいつまでも聞いていたいくらい濃密なトークが多く、2時間位聞いていたものの時間短いな、と感じてしまった。すごい不思議だ。
あと懇親会では採用側も、求職者側も実際に抱えている問題とか、経験上微妙だなあと思ったこととか、結構重要な意見をやり取りできたような気がする。
今回の学んだことを少しづつ会社・コミュニティに浸透させながら、エンジニアだけではない採用のいい感じのプラクティスとしていろいろな方法が出てくると良いなあと思っている。