名もなき未知

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データベーススペシャリストを受けた感想

そういえば書くのを忘れていたので、備忘録として書いておく。


データベーススペシャリストを受けました。IPAの試験は毎年4月、10月の第3日曜日に開催されることで決定していますので、今年は4/15でした。

TL;DR

午後2まじやばい。応用情報など下位の試験と同レベルの対策ではとても間に合わない。

来年に向けて頑張ります。

筆者のスペック

4年くらい前の秋試験で基本情報処理技術者試験合格。去年の秋(2016年の秋試験)に応用情報技術者に合格。ちなみに応用情報は午前63%、午後67%とかなりギリギリの合格でした。

もうスペシャリスト資格しか受けられるものもないので、勉強がてら試験に望むことに。
ちなみに私は業務でデータベース触ったのは研修と1日くらいしかない作業の雑用で少し解析をやっただけ、大学でも少し学んだけど覚えていない、という状況なのでほぼ未経験者だと思っていいです。

当日までの準備

インプレス社の参考書を使って1から勉強した。ただし、試験当日までに7割しか終わらず、残り3割くらいは当日移動時間に流し読みする程度になってしまう。

(全文PDF・単語帳アプリ付) 徹底攻略 データベーススペシャリスト教科書 平成29年度 徹底攻略シリーズ

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過去問は午前2を中心に対策。午後1は数問、午後2は対策しきれず。


合計だと60時間くらい今回は本当に勉強したのではないだろうか。過去の試験ではせいぜい40時間も対策すれば良い方だったので、今回が一番勉強したこととなる。

当日

会場までの道のりはいつもどおり遠い。 *1 駅の逆方向へ歩いたり、思っていた以上に会場が遠かったりと、試験10分前にようやく到着。無事に試験を受けられた。

午前1

所感の前に、試験を受ける前日に知ったことであるが、実は私、午前1をスキップする権利があった。

ココをご覧いただきたい。
www.jitec.ipa.go.jp


このうち、

応用情報技術者試験(AP)に合格

に該当するため、申込時に気がついて申請していれば起床を遅く出来たし、受けて午前1で落ちるという事故も防げたのだ。なんともったいない…。

免除権利がある方はぜひ免除しましょう!!!


所感としては聞いていたとおり応用情報の午前問題に毛が生えたようなものがたくさん出てきた。技術で大幅に稼げたと思うので、当日は落ちていないだろうと確信していたが、自己採点をしてみると7割すれすれだったので、やっぱり免除しておけばよかったかも。

午前2

ここから本格的にデータベースとなる。

だいたい購入したテキストのことがほぼ理解できていればなんとかなるはず。(しっかりと身についているとは言っていない)
あと午前2に関しては、過去問道場というものがあって、ここで見た問題と似たものも出題されていた。データベーススペシャリストの傾向として、理論が変わらない部分に関しては過去問と似たような物が出やすいのではないだろうか。個人的には過去問での対策をおすすめする。

データベーススペシャリスト過去問道場|データベーススペシャリスト.com



テキストで出てきた知識が8割位は使えたので、難なくこせただろうと当日は思っていたのだが、自己採点してみると6割5分ほどだったので、なんとも言えない顔になった。

午後1

記述問題を3問から2問選ぶ。私は2, 3を選んだのだが、選択ミスだったかもしれない。(1は問題文が長かったけど、問われている物自体は少し簡単だったかも)


これもテキストに書いてあることを必死に思い出して、ぐちゃぐちゃと書き連ねていくと、段々と答えが綺麗になっていき、最後にはそれっぽい答えが記載できた。

おそらくは落ちているかと思うが、午後1まではまだ希望があった。午後1突破するくらいであれば、午前2の対策を完璧にしているくらいでも良いのではないか。


午後問題以降は回答が公開されていないため、ほぼほぼ結果待ちとなる。自分が書いた回答でどれくらいの点数になったのか気になるところだ。

午後2

2問から1問を選ぶ選択式。確か1を選んだ。


なんというか問題文が複雑すぎて、ここに来てレベルが上がりすぎていて問題を解いている最中に頭痛がした。(本当です)


午後2ですが、おそらく実務経験がある人にとっては対処できるレベルだろうと思われる。だが、実務経験がない私にとっては構成が複雑すぎて何を言っているのかすら、読み解くことが困難だった。
推測であるが、実務経験がない場合、過去5年分くらいは午後2の問題を解いておいたほうが無難かと思われる。(私は対策不足だったことにこの時気付かされた)


何を書いたのかも思い出せないくらいぐちゃぐちゃの回答を提出して、早期退出をした。

まとめ

午後2がとんでもなく難しいので、応用情報レベルの対策だと間に合わない。これは過去問を複数年分解いておく必要がある。


テキストにはデータベースの試験では問われる内容の変化が小さいとのことなので、過去問での対策が十分に有効であると考えられる。実際に午前2では見たことがある問題が出題されていた。


今回60時間くらいの勉強時間でこの結果だったので、次回は180時間くらい(3ヶ月×2時間)での対策が現実的かもしれない。
次回秋の試験でもスペシャリスト資格を受けると思うがそのくらいの見積もりで準備していきたい。


あとインプレスさんのテキストはとても良いので、ぜひ買ってください。説明が非常に丁寧で、データベースのことを忘却していた私でも理解が出来、データベース周りの知識が広くなったように感じました。



来年頑張ろう…。


余談

資格試験のときは普段行かないようなところばかり行くので、beatmaniaの遠征や食事処の発見に繋がるので、決して遠い場所が悪いとは言えない。試験の前後で会場の近くを楽しむのも、また情報技術者試験の楽しみの一つといえるのではないか。


追記:

こういった遠いところに移動する場合は金券ショップで切符を買っておくと安く住む場合があるので、余裕があれば探しておきたいところ。(今回、途中までメトロに乗ったのだが土休券を購入して使えばよかったと若干後悔。土休券は結構安いです)

*1: 起床情報技術者、と揶揄されてしまうのもわからなくはない